始まりがあれば終わりもある。
昨日の試合で小田高女子バスケ部の今シーズンは終わった。
終わったって言い方は変かもしれない。次に繋がるとても良い試合だった。
次っていうのはこれから先の未来ってこと。次の試合じゃぁない。私たちは負けたんだ。
3月いっぱいで正式な役割は終わったくせに、ちょいちょい顔出してた。自分にできることを考えてた。必死に居場所を探してた。どうにか関わろうとしてた。
あの子たちのためにとかじゃなく、自分のためだったと思う。自分を必要としてほしかったんだろうね。ちっちゃい人間です。
始まりからずっと見てきたのに、任期が終えた後はなぜか部外者な気がしてた。気まずかった。変わっていくのを見て、勝手に淋しくなった。
入部した頃から顧問の先生と2人でずっと見てきた。1番長くあの子達と関わってきたのに、いざとなったら何も言葉は出なかった。涙も出なかった。
試合中、声は全然届かなかった。むしろ試合中から言葉が出なかった。あぁーした方がいい、こーした方がいい、とか色々考えたけど言葉を飲み込んだ。
ずっと見てきたんだもん。作戦とか今はどうしたら良いとか、何が悪いとか小娘なりに思い付く。それは伝えられなかったけどね。
ただ本当に良い試合だったし、あの子達は楽しかったって言ってた。終わった後に楽しかったって。それってすごいことだと思う。
4月から見てくれた先生達のおかげだ。そんな思いをしてくれて良かったと心から思う。
私もこれでバスケ部に関わるのは終わり。これからはOGとして見守っていきます。
言葉じゃ表せないくらい良い3年間でした。これからの私の力になるのは間違いないです。
終わりがあれば新たな始まりもある。